アリー スター誕生
日本でも大人気の米シンガー、レディ・ガガが、〈女優〉として出演した「アリー スター誕生」をシアターで観てきたよ。
レディー・ガガといえば、『奇抜なファッション』と、抜群の歌唱力を持つワールドワイドで有名な人物だけど、病気(線維筋痛症)の為、2017年に歌手業を休業すると発表。
しばらく、表舞台からは遠のいていた様子だったけれど、今回、〈女優〉として復帰したそうです。
(日本版ポスターです。奇抜なメイクのガガ様ではないので、一瞬「誰?」って思っちゃうよね)
映画のあらすじを簡潔に書くと・・・
歌手としてスターになることを夢見るアリー(レディー・ガガ)。ドラァグクラブで、持ち前の歌をパフォーマンスをしていたところに、偶然訪れた人気歌手、ジャック(ブラットリー・クーパー)。彼女の抜群の歌唱力に魅了されたジャックは、彼女を有名にするために後押しすることに。そして、次第に二人は恋に落ちていく。
アリーが有名になっていくと同時に、かねてからのアルコール&ドラック中毒が更に悪化ししていくジャック。聴覚まで失いかけていた彼が下した決断は・・・
あんまり書くとネタバレばっかりで、おもしろくないので簡単に☆
こういったストーリーは、映画オタクのあたしとっては、
よくありがちよね
って思っちゃう。だってアメリカンドリーム的ストーリーは、腐るほど観てきたから・・・あたしの映画人生、半端ないよ!(←自分で言い切ってます)。
あたしにとって映画は人生だもん。英語の先生でもあるしさ。
この映画の魅力は、ガガ様の歌唱力と、俳優のブラットリーの多才さよね。
この映画で、監督も務めたブラットリー。それに、役柄は人気シンガー。リアルライフで、プロの歌手であるガガ様を相手にするワケだから、この映画の為に、1年以上の修行(歌い方やギターやら)を、米有名シンガーソングライター・ウィリー・ネリソンの息子である、同じくシンガーソングライターのルーカス・ウィルソンから受けたそうです。
(この映画にも出ています。右がルーカス・ネルソン。ブラットリーのギターパフォーマンスの成果は、この人のおかげでもあるしょうね)
この映画の原題は、「A Star Is Born」。そして、実は今回が4回目のリメークとされています。
オリジナル作品の公開は、1937年(古っ!!)にアメリカで同名でリリースされ、
日本では、1939年「スタア誕生」という名で公開されました。
設定は、歌手ではなくて〈女優を夢見る〉というテーマでしたが。
そして、1954年、「オズの魔法使い」でドロシー役を務めた女優、ジュディ・ガーランドを主演に、ミュージカル仕立てで、同名のリメーク作が公開された。
日本では翌年、1955年にオリジナル名と同じく「スタア誕生」としてリリースされている。
3度目のリメーク作は、1976年。日本では1977年に公開。
前2作は、〈女優を夢見る〉テーマだったのが、こちらから、〈シンガー〉にシフトチェンジしている。リリースされた「スター誕生の愛のテーマ」(Love theme from A Star Is Born)は、アカデミー賞歌曲賞を受賞している。この曲は、主役を演じたバーバラ・ストライサンドが作曲したものだそう。
そして、約40年後にリメークがされた今回作は、邦題もガラっと変更し、リリースされたアルバムも日米ともにトップを記録している。
イギリス、オーストラリアでは、映画の興行収入、曲のチャート、アルバム売上部門、すべて1位を獲得しているそうです。
アリー/ スター誕生 サウンドトラック [Explicit]
- アーティスト: レディー・ガガ& ブラッドリー・クーパー
- 出版社/メーカー: A Star is Born OST
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(コレね。この間TOWER RECORDにズラリと並んでたよ。日本版です)
40年かけてリメークにたどりついたこの映画なのですが、2011年に、
俳優でもあり、監督としても名声をあげている、クリント・イーストウッドがメガホンを取るということでプロジェクトがスタートしたそうです。イーストウッドは、ビヨンセに主演を演じてほしかったそうですが、彼女の妊娠がきっかけに、候補から外れてしまったそうです。
(すみんませんねぇ~お腹に命が宿りまして~その方が大切なんです~)
「ドリームガールス」(2006年)に出演した時のパフォーマンスが買われたんでしょうか。ビヨンセの他には、アリシヤ・キースも候補にあがったそうですが、「ポップはやりたくないの」っと一喝して、辞退したそうです。
(あたしにポップを歌えって?マジで言ってんですか~?)
俳優群には、クリスチャン・ベール、トム・クルーズ(歳取りすぎじゃない?)、
レオナルド・ディカプリオ、ジョニー・デップ、ウィル・スミスなどがあげられました。
役の為なら何でもするクリスチャン・ベールなら、見事にやってくれたかも・・
(バットマンシリーズで有名なクリスチャン・ベール)
彼のプロ根性、すさまじいわよ!!(@_@)
「マシニスト」(2004年)で不眠症の役作りの為に、55kgまで減量。その後「バット・ビギンズ(2005年)の為半年で35kg増量し、2010年の「ザ・ファイター」では、コカイン中毒の役柄の為、13kgの減量だけでなく髪の毛を抜いたり、歯並びを変えたりするのめり込み。その後2013年での「アメリカン・ハッスル」では、肥満体の役を演じる為に、20kgの増量もしている。
一体この人の体はどのようになっているんでしょうか・・・( ゚Д゚)
これくらいできる根性の持ち主なので、もしこの役を引き受けていたら、〈ギターの特訓〉ぐらいちょろかったでしょうねぇ~
イーストウッドのプロジェクトはお蔵入りとなり、2016年にブラットリーが監督兼主演を引き受けた。アリー役には、歌手のリアーナ、ケシャ、デミ・ロバート、セレーナ・ゴメス、ジャネール・モネイ、エスペランザ・スポルティングなどが候補にあげられました。この中で”女優業”も兼任しているしているのは、セレーナ・ゴメスのみではないでしょうか。デミ・ロバートは、ディズニー時代に、女優をしていましたが、卒業してからは、ドラマなどにゲスト出演するのみで、主に歌手業に専念しているよね。
(愛くるしい顔のセレーナ。愛されキャラですね。ディスニー出身で、日本でもファン多し☆)
ブラットリーが相手なら、セレーナとデミでは不釣り合いな気がするので候補から外れても納得かも。他ならなんとなくOKかもね。ケシャなんて、ちょっとガガ様被ってるとこあるし。
さてさて、ガガ様のシンガーパフォーマンスは、文句なしに圧倒されるわね。
親友もゲイで、ドラァグクラブでパフォーマンスする構成なんて、ガガ様にぴったりの設定。演技に関しては・・・
裸体をチラ見せするぐら体張ってるのはわかるけど、やっぱり”女優”をしている人よりは、劣りを感じたかも・・・
でも彼女程の歌唱力を披露できる女優はなかなかいないでしょうから、この役は、ガガ様で正解だったかもね。
ほぼすっぴんでアリー役を演じたガガ様
(これが、普段のガガ様のイメージ。日本に来たときよね。まるでコントだよ。コレ)
↑な恰好が有名なガガ様スタイルは、こんな姿はこれっぽちも出てきませんでしたよ。
でてきたら、「アリー」じゃなくて、完全「レディー・ガガ」のキャラに食われちまうもんなぁ~
でも、ガガ様が好きな皆さまへはおすすめですよ。また違うガガ様の魅力が一杯です。
ぜひ、鑑賞してほしいわ♪それも大画面で♪