甘辛論 自分の好きで生きている

好奇心超旺盛で、語り好きな私が自分論を書いちゃいます。

ボヘミアンラプソディ

80年代に世界的に人気となり、日本でもファンが多いシンガーグループ<クイーン>と、そのクイーンのボーカル、フレディ・マーキュリーの人生を綴った伝記映画、「ボヘミアン・ラプソディー」を観てきたわよ。

 

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(日本版ポスター。11月9日公開。英・米の合作映画で、それぞれ。英:10月24日、米:11月2日に公開)

 

あたし、クイーンの時代の人ではナイけど、クイーンの曲は結構好きなのよね。

日本でもTVCMや、ドラマなどに起用されることが多くて、あんまりクイーンを知らない人でも、耳にしたことがアルのではナイでしょうか。

 

特に、あたしの好きな曲、「ボーン・トゥ・ラブ・ユー(原題:I Was Born to Love You 1985年リリース)」はハマって、聞きまくったわね。この曲はね、麻薬だって言ってもいいくらい、頭から離れないのよ。一回聞くと、もうダメ。ず~っとあたしの頭の中で、サーカス状態よ(~o~)

以前、ボーカルのフレディ・マーキュリーに興味を持って、いろいろ彼について調べたことがあるのよ。(なんでも興味を持ちたがるんです(;´∀`))

 

たくさんの歌手にインスパイアしたボーカルのフレディ・マーキュリー

過去の記事にした映画の主役を演じたレディ・ガガは、かなり彼にインスパイアされたそうで、自分のステージネームを、クイーンの名曲「Radio Ga Ga」(1984年リリース)から名付けたと言っている。(無理やりすぎじゃな~い?(笑))

 

amakararon.hatenadiary.com

 (前回も音楽がテーマの映画でしたね)

 

男性の中でも高音の持ち主であり、その抜群の歌唱力と、独特なライブパフォーマンスで世界中を魅了したフレディ。1991年にエイズによってで死去。

世界中のファンに衝撃を与えた。当時まだ45歳という若さだった。

彼が、同性愛者であるということが、マスコミらにより騒がれたが、自身は、公には否定していた。HIV感染者であったのですが、彼が死に至るまでは明らかにはされていなかった。ジム・ハットンというパートナーと共に過ごし、彼との関係は、「恋人同志」とみなされた。

ハットン自身も、HIV感染者であり、2010年に死去。彼がHIV感染者であったことは、フレディには伏せられていたままだった。

今でこそ、「セクシュアリティ(性的思考)の多様化」に、寛大になってきた世の中になったけれども、80年代当時は、とても差別的に見られていた世の中だった。

 

映画の内容はというと、

ギターのブライアン・メイとドラムのロジャー・テイラーはバンド仲間だった。ボーカルメンバーが抜けたことから、フレディをバンドボーカルに任命し、クイーンが結成。クイーン結成の軌跡、世界の頂点まで昇りあげたライブパフォーマンスの他に、マネージャーの陰謀によるバンドとの決別や、フレディのソロ活動、セクシャリティを含むパーソナルライフが描写されている。主に、フレディがHIV感染症状が、悪化していく前までがつづられている。

 

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(独特なパフォーマンスで、世間を魅了したフレディ・マーキュリー☆高音とはっきりとした歌声がステキです☆)

 

エイズは、「死に至る病」とされていて、たくさんの死者がでるようになった80年代。死者の中には、同性愛者や両性愛者の占める割合が高く、エイズに感染すると、「同性愛者」や、「両性愛者」という目で見られるようになった。また、彼らと接触するというだけで、「エイズ」に感染するという説も流れだした。90年代後半の抗ウィルス療法が開発され、「死に至る病気」という概念は軽減され、非感染者と同じくらい長生きできるようになりました。

 

あたしも、エイズに関していろいろ調べたことあるのよ。

きっかけは、80年代に活躍した米バスケットボール・スタープレイヤー、マジック・ジョンソン。彼が、HIV感染により、現役を引退をしたというニュースを知った時だった。偶然にも、ジョンソンが引退したのは、フレディが亡くなった1991年のこと。

ジョンソンが、HIV感染を公言したことによって、エイズに関する意識が世界中に広がる傾向になっていった。あたしもそのうちの一人だったのよ。同性愛者または、両性愛者が患うという誤解のある認識が広がっていた当時、ジョンソンは、自身のセクシュアルティに関するうさわのことは一切否定していた。

 

当時(80年代、90年代前半)のエイズという病気についての感染経路について、あたしもいろんな説を聞いたのよ。

あたし、まだ小学生だったんだけどさ~。そんなことに興味を示したワケよ(笑)

学校の勉強なんかそっちのけで、こういう内容にくらいついたワケ。

当時は、インターネットなんてなかった時代だし、テレビでみたり、新聞読んだりしたね☆本当、渋い子だったわ(笑)

 

その当時言われていた感染経路は、

 

同性愛者

同じお皿をシェアする。

キスしても感染する。

手をつなぐことでも感染する。

ハグ(日本ではこの文化はあまりありませんが)しても感染する

(※ジョンソンは、このが事実ではないことを証明するかのように、当時の彼女とハグ&キスしている写真をタブロイド紙に公開させましたのよ←あたしって知りすぎ(笑))

 

など、こんな、とんでもない感染ルート説が世の中に浸透しちゃっていたのよね。

今から考えると。

ホンマかいなぁ~?

っていうくらい軽く考えちゃうけど、当時は、本当に「恐ろしい病気」として知れ渡っていた。

まぁ、治療法が発見されていなかった同時は、「不治の病」として、たくさんの死者が出ていたわけだし。

 

現在で明らかになっている感性原因は、

 

HIV感染者との性行為

HIV感染者との輸血

母子感染

 

が主な感染経路としてあげられていますが、

では、現在、エイズ感染者が、減少しているのかと言えば、そうでもないようです。

2015年のとられた感染者統計率は、10年間変化がない、もしくは少し増加状態

にあるそうですよ。国連の発表で、世界でエイズの死者は、ピーク時(2005年)に比べて、半減したようですが、未だにエイズによって、亡くなっている人は、後を絶ちません。我が国日本でも、感染者がなくなっているわけではありません。

他国に比べて、非常に性教育が遅れている傾向にある日本。

もう少しシビアに考えることですよね。

 

さてさて、映画に話は戻りますが・・・・

 

フレディ・マーキュリー役を演じたのは、TVドラマ「Mr.ロボット」(2015年スタート)で、主役・エリオット役を務めたラミ・マレック

 

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(エジプト系アメリカ人です。ちょっとギリシャ系も入っているそう)

 

あたし、「Mr.ロボット」で、彼を知ってたケド、あんまり好きじゃなかったのよね~。演技もなんとなく好きになれなくてさ。

フレディ役を彼がするって聞いたとき、はじめ映画館で観る気がしなかったもん。

DVDで借りるくらいでいいかなぁ~的な感覚だったのよ。

 

11月公開後、思った以上のロングラン上映で、周辺の観に行った人、すべてが

 

よかったよ~

 

って言っていました。

 

そこで・・・・

映画オタクのあたしの血が、ここで騒ぎ始めたのです。

 

この映画オタクのあたしが、どのようにこの映画を批評するか、

楽しみになってきたの(^^)

 

このラミさんの演技、圧倒されたわね。完全にフレディになりきっていました。

エミー賞にノミネートされたっていうので、「Mr.ロボット」を視たけど、すぐやめたね。でも、この映画では話し方、ライブパフォーマンスの仕方、しぐさなど、振付師に猛特訓を受け、完全に、マーキュリーになっていましたよ。

 

このフレディ役が、ラミに決まるまで、ひと揉めありました。

2010年に、コメディ俳優のサシャ・バロン・コーエンをフレディ役としてプロジェクトが、始められていました。しかし、製作上に意見の違いが生じ、2013年にコーエンが、降板を申し出ました。その後、イギリス人俳優ベン・ウィショーを、マーキュリー役に起用することで進められたが、プロジェクトは難航し、ウィショーも降板を申し出てしまいまいた。

2016年に、ラミがキャステングされたことが、正式発表になったそうです。

 

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(左が、サシャ、右がウィショー。サシャがやれば、お笑いになっていたかも。ウィショーはかわいくなっちゃいそう・・・・)

 

さて、あたしの映画への感想はというと・・・・

 

・ラミの演技はスゴかった!

・ライブパフォーマンスはステキでした。(ライブ・エイドのシーンは特に)

・ストーリーは、ヒューマンドラマ系なので、ジメってるなぁ~

・ジョン役が、子役時で有名だったジョセフ・マゼロ(初代ジュラシック・パークのちびっこね)だったことに、びっくり!!

・ブライアン役のグイリム・リーとロジャー役のベン・ハーディが素敵でした☆

 

って感じかしら。

135分と長い映画だったので、何度トイレ立ちしていく人の頭を見たか(笑)

特に、クイーン好きに人は、楽しめるかもね☆

ヒットソングがズラリと流れてきます。あたしの好きな「ボーン・トゥ・ラブ」は流れませんでしたが(;_;)

さぁ、この映画、アカデミーにノミネートはあるのかしらか~